http://www.kernel.org よりカーネルのソースを入手する。
(1)変更情報の削除(必要であれば)
make mrproper
各ディストリビューションごとの変更情報を削除する。
(2)既存設定の反映(必要であれば)
make oldconfig
既存の設定を反映させる
(3)カーネルの設定
以下の3つのコマンドのいずれかで設定ができる
make config
コンソール上で対話形式で設定
make menuconfig
コンソール上で、メニュー形式の表示から選択して設定
make xconfig
X上で設定が可能
※設定内容は.config に記録される
(4)ソースの依存関係の確認
make dep
(5)不要なファイル削除(必要であれば)
make clean
(6)カーネルイメージの作成
make bzImage
(7)カーネルモジュールの作成
make modules
(8)カーネルモジュールのインストール
make modules_install
(9)初期RAMディスクの作成
mkinird /boot/initrd-2.X.XX.img 2.X.XX
※引数については環境により異なる
(10)カーネルイメージの配置
cp -pr 作業ディレクトリ/arch/アーキテクチャ/boot/bzImage /boot/vmlinuz-2.X.XX
cp -pr 作業ディレクトリ/arch/アーキテクチャ/boot/System.map /boot
(11)ブートローダ設定変更
※ブートローダの種類により以下のいずれかを実行する。
※作成した初期RAMディスクファイルを指定、編集する。
vi lilo.conf ;/sbin/lilo
or
vi grub.conf
(12)再起動
sync;sync;sync;shutdown -r now